生活や産業、生態系に甚大な影響
このように、CO2を中心にした人為的な温室効果ガスの排出量がふえていけば、地球の気温は着実に上昇し、雨の降りかたなども変わって、生活、産業、生態系に深刻な悪影響が出てくるものと懸念されます。
1990年8月のIPCC(気候変化に関する政府間パネル)の報告によれば、過去100年間の気温データからみて、地球上の気温はおよそ0.3~0.6度上がっているといいます。
また、現在の温室効果ガスの排出傾向が今後もつづけば、10年間で平均およそ0.3度上昇するとも予測しています。
1988年、アメリカは異常な高温と、その結果としての干ばつにみまわれ、農産物の収穫が減って、国際市況が高騰しました。
ミシシッピー川の水位が極度に下がり、川を利用する船運にも支障がでました。
気温が上がったために、光化学スモッグがひどくなりました。
アメリカ以外でも、砂漠化がすすんで『環境難民』が増加したり、バングラデシュで大洪水がおこるなど、世界各地で、気象に関連した異常事態があいついだのです。
これらは、温暖化した未来の地球を想起させ、こうした事態が日常茶飯事となる恐れをいだかせるに十分な経験でした。